「チェンソーマンの第1部って結局、全何巻で完結してるの?」
「アニメを観たんだけど、漫画のどこから読み始めればいい?」
エキセントリックな演出と、予測不能なストーリー展開で世界中を熱狂させている藤本タツキ先生の怪作『チェンソーマン』。SNSでトレンド入りするたびに気になっている方も多いはずです。
結論から言うと、チェンソーマンの第1部(公安編)は全11巻で完結しています。
物語は現在、舞台を学校へと移した第2部(学園編)へと突入していますが、まずは伝説の始まりである第1部を制覇しないことには始まりません。
この記事では、第1部が何巻までなのかという基本情報から、アニメの続きをどこから読むべきか、そして読者を虜にする狂気的な魅力まで、未読の方にも既読の方にも役立つ情報を凝縮してお届けします。
チェンソーマン1部は全11巻で完結!物語の区切りを解説
『チェンソーマン』の物語は、大きく分けて「第1部」と「第2部」に分かれています。
現在、単行本の背表紙や表紙をチェックすると、巻数が11巻を超えて続いているのがわかりますよね。しかし、物語の大きな節目として、1巻から11巻までが「第1部:公安編」として、一つの完璧なフィナーレを迎えています。
第1部:公安編(1巻〜11巻)
2019年から2021年にかけて『週刊少年ジャンプ』で連載されたパートです。親の借金を返すためにデビルハンターとしてこき使われていた少年・デンジが、相棒の「チェンソーの悪魔」ポチタと契約し、悪魔の心臓を持つもの=チェンソーマンとして戦いに身を投じる姿が描かれます。
この11巻分は、導入から伏線回収、そして衝撃の結末までが超高密度に詰め込まれており、一つの長編映画を観終えたような圧倒的な読後感を味わえます。
第2部:学園編(12巻〜)
11巻で第1部が完結した後、約1年半の充電期間を経て、2022年から舞台を『少年ジャンプ+』に移して連載が再開されました。ここからは「第2部:学園編」となります。
主人公がデンジから女子高生の三鷹アサへとバトンタッチ(あるいはダブル主人公的な立ち位置)し、1部とはまた違った手触りの物語が展開されています。2026年現在も連載は続いており、既刊は20巻を超えてさらにその先へと突き進んでいます。
もしあなたが「とりあえず物語のひと区切りまで読みたい」と思っているなら、まずはチェンソーマン 11巻までのセットを手に取るのが正解です。
アニメの続きは何巻から?映画「レゼ篇」に繋がるポイント
アニメから『チェンソーマン』の世界に入った方は、「放送された内容の続きを早く知りたい!」とウズウズしていることでしょう。映像のクオリティが凄まじかっただけに、物語の先を漫画で補完したいというニーズは非常に高いです。
TVアニメ1期の続きは5巻から
MAPPA制作によるTVアニメ第1期(全12話)では、原作の1巻から5巻の冒頭、第38話「気楽に復讐を!」までが映像化されました。
サムライソードとの死闘を終え、デンジたちが束の間の平和(?)を噛みしめるシーンで終わっています。ですので、アニメの続きを漫画で追いかけたい方は、チェンソーマン 5巻の途中から読み進めるか、キリよく6巻からスタートするのがおすすめです。
劇場版「レゼ篇」との関係
現在、続編として劇場版『チェンソーマン レゼ篇』の制作が発表されています。このエピソードは、原作漫画の5巻第40話から6巻の最後までをカバーする内容です。
もし映画の公開を待てない!という方は、5巻から7巻あたりまでを一気に読んでしまうと、レゼという少女を巡る切なくもバイオレンスな物語を先取りできます。
映画で描かれる予定の「レゼ篇」は、ファンの間でも屈指の人気を誇るエピソードです。初恋のような甘酸っぱさと、デビルハンターとしての非情さが入り混じる展開は、まさに藤本タツキ節全開。未読の方は覚悟して読み進めてください。
怒涛の展開!チェンソーマン第1部の各巻あらすじ
全11巻というコンパクトな巻数ながら、中身は驚くほど濃密です。ここでは、第1部を大きく4つのフェーズに分けて、そのあらすじを振り返ってみましょう。
始まりの「特異4課」結成(1巻〜3巻)
極貧生活を送るデンジは、裏切りによって一度命を落とします。しかし、ポチタが心臓となったことで復活。「胸のスターターロープを引くとチェンソーマンに変身する」という特異体質を手に入れます。
内閣官房長官直属のデビルハンター・マキマに拾われたデンジは、公安対魔特異4課に配属。そこで、生真面目な先輩・早川アキや、傍若無人な血の魔人・パワーと出会い、奇妙な共同生活が始まります。
この時期のデンジの動機は「普通のご飯が食べたい」「女の子の胸を揉みたい」といった極めて不純で純粋なもの。それが、物語が進むにつれて重みを増していく構成が秀逸です。
最凶の敵?サムライソードとレゼ(4巻〜6巻)
デンジの心臓を狙う謎の勢力が動き出します。刀の悪魔と契約した「サムライソード」との激闘、そして雨の日に出会った少女「レゼ」との邂逅。
特にレゼとのエピソードは、それまでのバイオレンスアクションから一転、夜の学校への忍び込みや夏祭りの描写など、青春漫画のような叙情的なシーンが続きます。しかし、その裏に隠された残酷な真実が明かされたとき、読者はこの作品の本質に気づかされることになります。
世界がデンジを狙う「国際刺客編」(7巻〜8巻)
「日本のチェンソーマン」の噂は世界中に広まり、アメリカ、中国、ドイツといった列強から腕利きの刺客たちがデンジの心臓を奪いにやってきます。
ここから物語のスケールは一気に跳ね上がります。サンタクロース、クァンシといった強烈な個性を持つ刺客たちとの乱戦。そして、物語中盤の最大の衝撃である「地獄」への転送。
地獄で待ち受けていた「闇の悪魔」の圧倒的な絶望感は、漫画という表現の限界に挑むような恐ろしさです。ここで多くの主要キャラクターが犠牲となり、物語は一気に加速していきます。
銃の悪魔とマキマの正体(9巻〜11巻)
第1部のクライマックスです。ずっと物語の背景にあった「銃の悪魔」との対峙。しかし、そこで突きつけられるのは、あまりにも残酷な「雪合戦」の光景でした。
早川アキ、パワー、そしてデンジ。積み上げてきた家族のような絆が、ある存在の手によって無残に解体されていきます。そしてついに明かされる、支配の悪魔・マキマの真の目的。
11巻のラストバトルは、単なる力と力のぶつかり合いではありません。「どうすれば彼女に勝てるのか」という問いに対し、デンジが出したあまりにも独創的で、あまりにも愛に溢れた(?)答え。その結末をぜひ、ご自身の目で確かめてください。
なぜこれほど面白い?読者を惹きつける3つの狂気
『チェンソーマン』が他のジャンプ作品と一線を画している理由は、その「狂気」の質にあります。
1. 映画的な演出と「静」の描写
藤本タツキ先生は大の映画好きとして知られています。その影響はコマ割りやアングルに顕著に現れています。
あえてセリフを排除した「間」の使い方、登場人物の視線の動き、風景描写だけで感情を語る手法。まるで上質なスクリーンを眺めているような感覚に陥ります。ド派手なアクションシーンも魅力ですが、実は何気ない日常の「静」のシーンにこそ、この作品の真髄が詰まっています。
2. キャラクターへの容赦のなさ
「このキャラは人気があるから死なないだろう」という読者の甘い予想を、藤本先生は軽々と裏切ります。
どれほど愛着が湧いたキャラクターであっても、死ぬときはあっけなく、理不尽に死ぬ。その無慈悲さが、逆に「命のやり取りをしている」というデビルハンターの世界観にリアリティを与えています。読者は常に「次は誰が……」という緊張感の中で読み進めることになるのです。
3. 主人公・デンジの「凡人」ゆえの強さ
デンジは、世界を救いたいとも、正義を貫きたいとも思っていません。彼の望みは常に「美味しいものを食べて、好きな女の子とイチャイチャしたい」という、私たちが持っているような卑近な欲望です。
しかし、その「普通への執着」こそが、どんな強大な悪魔をも凌駕する原動力になります。高潔なヒーローではない、どこか欠落した少年が、泥臭くあがいて自分なりの幸福を掴もうとする姿。そこに私たちは、共感を超えた何かを感じてしまうのです。
2部から読んでも大丈夫?1部を先に読むべき理由
「最新の連載を追いかけたいから、12巻から読み始めてもいい?」という質問をよく受けますが、結論としては**「絶対に1巻から読むべき」**です。
確かに第2部は新しい主人公・アサの物語から始まりますが、世界観の根幹や、1部で起きた出来事の「その後」が色濃く反映されています。特に1部の終盤でデンジが下した決断や、新しく現れたキャラクターの背景を知らないと、2部の面白さは半減してしまいます。
第1部はたったの11巻です。週末に数時間あれば一気に読み切れるボリュームですから、まずはチェンソーマン コミック 全11巻セットで公安編を完走することをおすすめします。
1部を読み終えたとき、あなたはきっと「チェンソーマン」というタイトルの本当の意味を知り、そのままの勢いで2部の最新話まで駆け抜けてしまうはずです。
まとめ:チェンソーマン1部は全何巻で完結?最高の読書体験を
改めてまとめると、チェンソーマンの第1部(公安編)は全11巻で完結しています。
- 1巻〜11巻: 第1部「公安編」。デンジとマキマの物語が完璧に描かれる。
- 12巻〜: 第2部「学園編」。三鷹アサを軸に、新たな悪魔の脅威が描かれる。
- アニメ派: 続きを知りたいなら5巻または6巻から。
この作品は、単なる少年漫画の枠には収まりきらない、一種の芸術作品のような輝きを放っています。グロテスクな描写や不条理な展開に最初は戸惑うかもしれませんが、その先にある「生」への執着や、不器用な愛の形に触れたとき、あなたは間違いなくこの作品の虜になっているでしょう。
まずはチェンソーマン 1巻を開いてみてください。ポチタとの出会いから始まるその物語は、あなたの漫画観を根底から揺さぶる最高の体験になるはずです。
**チェンソーマン1部は全何巻で完結?**という疑問が解消された今、次はあなた自身が、その「狂気」を体感する番です。物語のラスト、11巻を読み終えたときに感じるあの震えるような感覚を、ぜひ味わってください。

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